僕とポケモン
僕が「ポケットモンスター」という名前のゲームボーイのソフトが発売されるということを知ったのは1995年の秋頃の「ファミリーコンピューターマガジン」(通称ファミマガ)という雑誌でした。
この時の発売日は12月の21日でした。
しかし当時(しかもこの時期)周りはもう、「ドラゴンクエストY」一色でした。
さらにそれ以外にも様々な大作ソフト(例えば「天外魔境ZERO」や「テイルズオブファンタジア」)があったのでそんな「今さら」なゲームボーイのソフトなんて存在はおろか誰も気にも留めていませんでした。
僕を除いては・・・・。
僕が雑誌で「ポケットモンスター」を始めて見た時、その1対1の戦闘シーンを見て、『これ、おっもしろそ〜』と思い発売したら買おうと思っていました。
しかしそのソフトは誰の気にも留まることなく発売日が延期してしまい、僕はひとりで悲しんでいました。
そして、発売日が2月27日になりました。
年は変わり、発売日が少しずつ近づいてきました。しかしどの雑誌にも一向に情報は掲載されません。
唯一情報(攻略)があったのは「コミックボンボン」でした。
さらに発売日は近づきCMが始まりました。
しかしそのCMの内容はニューハーフのお姉さん(たしかロビンって名前だったはず)が公園のベンチに座っている子供に通信ケーブルを振り回しながら「あたしと〜ポケットモンスターで勝負しな〜い」子供が「しな〜い」と言った後、「全部でモンスター150種類」というナレーションと共に画面に次々とモンスターが出てきて「ゲームボーイ ポケットモンスター」というナレーションで終わるというどんなゲームかが全くわからないものでした。
こうしてどんなゲームかが全くわからないまま、発売日が近づいてきました。
そんなある日、家の近所にあるマクドナルドで見かけた親子連れの子供の方が「ポケットモンスター」の箱を握り締めていたのです。(赤でした)
その時、「ポケットモンスター」の発売にはまだ一週間以上はありました。
すぐに僕は近所のゲームショップに見に行きました。
すると「ポケットモンスター」のソフトが置いてありました。
この時僕は思いました。『こんな誰も注目していないソフト、早めに出しても問題ないんだろうな』と。
そしてこの時点ではまさかこのソフトの続編を買うのがあんなにも大変になろうとは知る由もなかったのでした。
そして僕はひとりで遊んでもつまらないので「僕が赤買うから緑買って」と言って一番身近にいる友達を巻き込んでソフトを買いました。そして一緒にゲームを始めました。
その時ゲームを始めたのは別の友達の家でしたが「最初のポケモンを何にするか」や「初めてポケモンつかまえた〜」などと常に会話をしながら遊んでいました。(それはもう真剣に)
で、家に帰ってからもずっとやっていました。結局、その日はハナダジムのカスミまでしか進めませんでした。
その理由はヒトカゲで始めていたのでここにきてカスミのポケモン、スターミーに全くダメージが与えられずどうやったら勝てるのかといろんなポケモンを捕まえては育てて挑んでいたからでした。当時はあんなに細かい属性表なんてなかったので一度行き詰るとしばらくは進めないものでした。この時はナゾノクサを育てて「すいとる」連発で倒しました。
と、ここで僕の「ポケットモンスター」の第一印象を簡単に紹介します。
まず、箱の中にソフトと一緒に入っていたマップを見て、「マザーみたい」
次にゲームをやってみて、「マザーだぁ〜」というふうに「ポケットモンスター」には「MOTHER」と同じような部分が多数ありました。(中でも町がワールドマップの一部になっているところ)
話は戻りまして、そんな「ポケットモンスター」を2人で毎日のように学校で話し、放課後は友達の家で遊びしているうちにあんまり楽しそうなので周りの人もどんどんそのゲームが気になってきました。
そして、周りの友達が「ポケットモンスター」を買い始めました。
こうなると早いものでひとりが買うとその他の人も買い、その買った人が兄弟に広めその兄弟がクラスで広めるという感じで「ポケットモンスター」というゲームはあっという間に広まっていきました。そしてソフトの方も市内から消えてしまい、もし売っていてもそれまでは2000円台で買えたのが定価同然で売られるようになっていきました。
そして友達に「探したけど売ってなかった」やら「高かった」やら聞くようになっていきました。
この頃にはもう毎日のように頼まれて別の人の家に行ってポケモンの対戦や交換をやっていました。
そんな「ポケットモンスター」というゲーム、僕は30人ぐらいには広め、買わせたのですが、もしかしたら「ポケモン」が売れたことに僕が少しぐらい関わっているんじゃないのかと思っていたりします。
(なんといっても周りでの広まり方が尋常じゃなかったから)
これがだいたい5月頃のことだったと思います。
さかのぼって3月も終わりの頃、「ポケモン」の攻略本が発売されました。
しかし当時まだ「ポケモン」は有名ではなかったので本はどこにでも置いているわけではなく、本屋を探し回って買いました。
買った理由はまだ見ぬポケモンのことが知りたいからでした。僕はRPGの攻略本なんてのはまず買わないのですがこれだけは違ったのです。
この当時、僕のポケモン図鑑は残すところあと4匹(ニョロボン、ゴローニャ、エレブー、ブーバー)でした。
これは捕まえた数ではなく見つけた数のことです。
これら4体のポケモンはゲーム中では使用するトレーナーがいないためまず見ないポケモンだったので見当も付かなかったのでした。
その他のポケモンは偶然も相成って全て発見していたのです。
例えばフーディンの場合、僕はゲームを始めてすぐにケーシィを捕まえ、がんばって育てていた(今では当たり前のことだけど攻撃手段を持たないポケモンを育てるのは大変だった)ので僕のケーシィはユンゲラーになっていました。そして友達の方はユンゲラーを持っていなかったのでデータだけでも入れてあげようとして通信通信でユンゲラーを送りました。
すると友達が「姿が変わった」と言ったので画面を見てみるとそこにはユンゲラーの姿はなく、代わりにフーディンという見たことのないポケモンの姿があったのでした。
その時僕はこのゲームの奥の深さを知り、それからはいろいろと試すようになったのでした。
それでも見つからなかった4体をこの本で見ることができました。
そしてもう一つこの本で発見したことがありました。。それはコイキングがギャラドスに進化することでした。
それまでの僕は4天王のワタルが使ってくるギャラドスを見てギャラドスのことを気に入っていました。
そんなギャラドスがコイキングの進化した姿だと知った時、「あの役立たずのコイキングがギャラドスに進化ぁ〜っ」
って感じでとても驚きました。
そんな「やる度に発見がある」ようなゲームを僕はずっと遊び続けました。
どれだけ遊んでも決して飽きる事はありませんでした。
それは本当に「やる度に新しい発見」があったからでした。
中でも自動販売機でジュースが買えたときはどれ程驚いたことか。
僕はこのゲームで色々なことをして遊びました。
まず、全てのポケモンを殿堂入りさせることに挑戦しました。
次に色々な組み合わせで殿堂入りをさせようとしました。
これは僕の育てたラプラスがひとりでポケモンリーグを勝ち抜ける強さだったからこそできたことでした。
ちなみに技はハイドロポンプ、のしかかり、れいとうビーム、なみのりでした。
このときに殿堂入りをさせた代表的な組み合わせを挙げるとヒトカゲ、ゼニガメ、フシギダネの3匹やファイヤー、サンダー、フリーザーの伝説ポケモン3匹、コラッタレベル2、ポッポレベル3の低レベルコンビ、同じポケモンだけとかやっていました。
そんなことを繰り返したので当然お金は最大になってしまったので今度は買える全てのアイテムを99個ずつ買い始めました。ちなみに殿堂入りの記録は50回を超えると最初から順に消えてしまいます。
あるとき何回ぐらいクリアしたか見ようとしたら苦労してやっとのことでクリアした最初の殿堂入りの時の記録が消えていたのでした。僕はショックでした。
僕は伝説ポケモンも含めて全てのポケモンをモンスターボールで捕まえました。
このようにモンスターボール以外に頼らないのは今でも変わっていません。
中でも一番苦労したのがミュウツーで、ある程度ダメージを与えてから毒、まひ、こおり、やけど、すばやさダウン、命中率ダウン、とにかく考えられるステータス以上を全て起こさせてからひたすらモンスターボールを投げ続けて時間切れになって倒してしまう→リセットを何度も繰り返した末にゲットしました。
あのミュウツーがモンスターボールで捕まえられたときはうれしくて叫んだほどでした。
サファリパークのポケモンもたっくさん捕まえました。
サファリパークのポケモンではケンタロスが一番苦労しました。
ここで少し休憩といたしまして僕が最初にクリアした時のメンバーを紹介します。
リザードン いあいぎり、かえんほうしゃ、かいりき、ほのおのうず
プテラ はかいこうせん、そらをとぶ、こうそくいどう、あとわすれた
フーディン サイケこうせん、じこさいせい、サイコキネシス、フラッシュ
カブトプス すいとる、きりさく、あとわすれた
ラプラス ハイドロポンプ、のしかかり、れいとうビーム、なみのり
ピジョン つばさでうつ、そらをとぶ、すなかけ、こうそくいどう
という感じでした。
理由はリザードンは最初にえらんだヒトカゲをずっと育てていたからでプテラはコハクのかせきからでてきたときに気に入ったからでフーディンは最初のころに捕まえたケーシィを育てていたからでカブトプスはカブトのかせきから登場したカブトをがんばって育てていた途中だったからでラプラスはロケット団のアジトでもらった時にとりあえず育てていたら水中移動用の乗り物として活躍してくれたので連れていたらいつのまにか一番大好きなポケモンになっていたからでした。最後のピジョンは一番最初に捕まえたポッポを大事に育て続けていたからでした。
しかしそんな彼らも今ではいません。(あまりに遊びすぎてデータがこわれてしまった)
このゲームについてですが発売前のファミ通の評価の低さを僕は決して忘れる事はありません。
いまではポケモンと名前のついてるだけで高得点をとっていますがこの時のあまりの見る目のなさを僕はずっと引きずっています。「子供の昆虫採集みたいでおもしろくない」とかあの人たちの見る目のなさには脱帽します。
でも、そのおかげでどこの雑誌にも情報が載ることもなく全てが手探りのゲームだったのでものすごく楽しめました。たぶん世の中の殆どの人は後から図鑑のような攻略本とソフトとを同時購入して遊んでいたと思うのでこのゲームの本当の大変さを知っている人はまずいないと思います。
はっきりいって覚えたワザの説明もないし、どんなポケモンがいてどのポケモンがどんな条件で進化するかもわからず覚えたワザの数が4つを超えたときに次に覚えるワザがどんなワザかもわからずに大事なワザを忘れて覚えて失敗したり「無人発電所」を始めとした一部のダンジョンを示すのは付属の地図だけでゲーム中にはヒントすらないしどの属性がどの属性に強いかもわからない、サファリゾーンではどうやったらポケモンが捕まえられるのかわからない、アイテムの効果もわからないしアイテムと言えば中でも「ポケモンのふえ」を使ったときに眠っていたポケモンが起きた時には「そんなこともできるのか」とびっくりしました。ポリゴンというポケモンがどんなものなのかもわからずに9999枚のコインをためてみたりと全てが時には失敗し時には成功しという経験によってのみ得られる知識によってゲームが成り立っていました。
あとから遊んだ人ほどいくつかのポケモンの名前も知っていてゲームの内容も知っているため強いポケモンを育てることに一生懸命で攻略本片手にさっさと進んでいたのでそんなことを考えながら遊んでいた人はいなかったと思います。そんな人たちは「ヤマブキシティ」にどうやったらいけるかなんて考えた事もないんだろうなぁって思うとテレビゲームにおける体験でものすごく大きな物を失っていると思います。
ポケットモンスターというソフトがどうしてすごいのかって考えた事がありますか?
このゲームのすごさは間違いなく何も知らない事により感じられる事であってモンスターを育てて戦わせることでは決してありません。育てたモンスターを戦わせることはあくまでもこのゲームのほんの一部でしかないのです。
このゲームのすごさは全てがはじめて出会うタイプのモンスターであり、そのため始めてみた時の感想や体験談がどんなポケモンであってもあるため遊んでいるうちに思い出がどんどんたまっていっていつの間にかすごく大事なゲームソフトになっているということだと思います。
一番解りやすい例を挙げるとポケモン図鑑のページをめくる度に違う思い出が頭の中を駆け巡っていくのです。
それなのに人気が出てからはどの本も対戦で勝つにはどうすればいいかばっかりだし、テレビの方も対戦一色で挙句の果てには育成ゲームが大ヒットってところまでいってしまいました。
これでは「ポケモン」というソフトは単なる対戦ツールのようでなんだか楽しくありませんでした。
なんでこんなことを思ったかというと世の中には「ポケモン」の中古がものすごい数であふれかえっています。
普通にこのゲームを遊んでいては絶対にこのソフトを手放す気にはならないと思います。なぜならそのソフトは間違いなく世界でたった一つのソフトなのだからでこのゲームを全く同じ遊び方が出来る人は絶対にいません。
しかし育てて戦うだけならそこまでの思い入れはつきません。だから一時のブームで買った人がどんどん手放していったのだと思います。
このソフトを何百万人もの人が何にも頼らずに本気で遊んでいたら世の中には何百万もの全く違う中身のソフトがあったと思います。
僕はポケモンをずっと遊び続けていました。
僕がポケモンの続編の噂を聞いたのは発売から1年がたった頃でした。
その頃には僕は心底「ポケットモンスター」というゲームが好きになっていたのですっごく楽しみにしていました。
しかし続編が発売されたのは何度も発売日が延期したため3年近くあとのことでしたのでそれまでの間、発売されたカードダスを始めとしたグッズ類をとことん集めていました。
ポケモンのカードダス自体はヒットするよりも前から出ていました。
だからカード類は全てコンプリートしているしポスターやクレーンの景品などの初期のグッズはほとんど持っています。でも、途中で「グッズを集めるのに何の意味が?」って思ったのでコレクターにはなっていません。
あのころは何であんなに集めていたのだろう、カードだけにしておけば良かったって今では思います。
なんといってもアニメが始まってからは連絡帳やらふりかけやらお菓子やらお菓子の包み紙も含めてすごい数のものを集めましたから。
あるとき、ポケモンがアニメになるということを知りました。
で、ビデオに撮ろうとまで思って楽しみにしていたアニメが始まりました。
最初にゲームの画面から始まった第一話、最初とは思えないほど話が良く出来ていて目が離せなくてすごい番組だと思いました。
もう、それまで育てた事もなかったピカチュウがすっかり気に入ってしまいました。
中身の方もゲームとはいい意味で違っていてよかったです。
ゲームでは最初のボスでありやったら顔が怖かったタケシが全くの別人のようだし、話もサクサクと進んでいたので毎週が楽しみでした。しかし、半年ぐらいでジムリーダーを6人倒していたのに急にカメの歩みのように遅くなってしまいました。さらにこの時にはピカチュウのレベルが42だったはずなのに未だに苦戦を繰り返すのはなぜでしょう。まあ、このアニメ自体が38話を境に変わってしまったというのがあるのでしょうが。
ポケモン好きな僕は「めざせ!ポケットモンスター」のCDも発売日におもちゃ屋で買いました。
どうしておもちゃ屋で買ったかというとこのCDはジャスラックの曲ではなかったのでCD屋では扱っていなかったからでした。
その分値段は950円という安さで20分以上も音楽が収録はされてるし「ピカチュウのもこもこステッカー」が付いていたりで至れり尽くせりでした。
ポケモンの小説も買いました。
この小説はポケットモンスターの壮大な裏設定を知る事ができてすごく良かったのですが2巻が出るまでに数年がかかり、2003年現在でも3巻は出てなかったりします。アニメで言うとまだ5話ぐらいまでしか進んでいません。
なのでこの小説は絶対に完結しないと思います。きっと作者もここまで続くとは思ってなかったのでしょう。
この小説を読んでいると本当にこの世界(現実のこと)にはポケモンがいるような恐い気がしてきます。
続編が出るまでの間には「ポケモンピンボール」というソフトが発売されたので迷わず買いました。
このソフトは「カービィのピンボール」の続編に当たるもので前作で雑誌に載った最高点数をはるかに上回る点数を当時出していた僕にとっては待ちに待っていた続編でした。
中身は前作よりも難しくポケモン集めというよりもポケモンの進化が難しく全てのポケモンをゲットすることはできませんでしたがそうとうな時間遊びました。
そして時は進み、ポケモンの続編の発売が近づいてきました。
そのとき日本は前作とは天と地ほどの差で盛り上がっていました。
予約は一日たたずにいっぱいになるわ雑誌だけでなくテレビまで盛り上がるわしかも雑誌なんて発売までたいした情報も載っていませんでした。
僕は本当に発売が待ち遠しかったです。
そして発売日前日の11月20日、僕は不運にも翌日が模試のために並んで買うことが出来ないので近くの馴染みの店に行って誰も居ない時に明日、買いに行くのが無理になったので今売ってくれませんかって無理な理由も言って頼んだのですがそれだけは無理だと言われソフトだけ見せてもらいました。
どうしてこんなに苦労する事になったかというと直前に台湾の方で大地震があって予約分のソフトさえも調達できなくなったので予約したとしても早い者勝ちだったからでした。
しかし店の人は開店時に家の人にでも買いに来てもらえばと言ってくれました。
たくさんあるから絶対に買えるとも今までに一番行列ができたのはドラクエYでその時でもそれほどすごい行列ではなかったと教えてくれました。
しかし真実は今までに無いほどの数の行列ができたそうです。
開店前になんか行ってたら間違いなく買えなかったそうです。
気を利かせてもっと早くに買いに行ってくれてなかったら手に入ってなかったと思います。
この日はもう、模試の場所の周辺でもポケモン一色で気になって仕方なかったです。
模試が終わっていろんな店を見て回りましたがどこに行ってもあるのは
「ポケットモンスター売り切れました」って張り紙で無事に手に入るかすっごく不安でした。
公衆電話を見つけたので家に電話したら「買えた」って言ってくれたのを聞いてありがとうと言って喜びました。
そして家に帰ってきました。
ポケモンの金色のパッケージを確認するとすぐに開けてそっから徹夜で朝まで遊び続けました。
遊んでいる間に買えたかどうか心配して何人かの友達から電話がかかってきました。
もしものために余分に予約してくれていたようです。
感想は間違いなく前作よりも面白くなっているけど続編であるために前作のときのような衝撃を受ける事はなかったということです。このゲームで一番の衝撃はサトシのピカチュウの殺人的な強さです。
1日目はミルタンクの転がるがあまりに強いために勝つのに5時間ぐらいかかり倒した時には朝だったのでやめて寝ました。
2日めにはクリアしましたがその後の以外すぎる展開にびっくり、まだ半分だったの〜。
以下がそのときのメンバーです。
バクフーン いあいぎり、かえんほうしゃ、えんまく、かえんぐるま
ヨルノズク さいみんじゅつ、フラッシュ、そらをとぶ、ねんりき
トゲチック しんぴのまもり、あまえる、ゆびをふる、ずつき
ホウオウ せいなるほのお、しんぴのまもり、かぜおこし、じこさいせい
ウソッキー かいりき、ものまね、いわなだれ、けたぐり
ギャラドス(赤) あばれる、かみつく、りゅうのいかり、たきのぼり
このゲーム、図鑑を埋めるのは大変でしたが進化の方法は全てが予想の範囲だったので前回のように意表をつかれることはなかったですので前回ほどは遊ぶことは出来ませんでした。
前作は全てが今までにないものだったからこそ長い間遊ぶことが出来たのでした。しかし今回は前作のノウハウが通用したのでゲームもスムーズに進みました。
周りの人間が全員と言っていいぐらいにソフトを持っていたので対戦相手にも通信相手にも全く困りませんでした。しかしブームはすぐに去っていきました。
そして一年後、ポケットモンスター クリスタルを買ったのは僕ひとりでした。
このゲームに関しては間違いなく発売日に買って後悔したソフトだったりします。
アンノーンの謎に惑わされたのがいけなかった。
一ヶ月もしたら超が付くほどの格安になっていて激しく後悔をしました。
でも、買ったからにはクリアもしたのでその時のメンバーを書いときます。
バクフーン かえんぐるま、いあいぎり、えんまく、ひのこ
ラッタ かいりき、こわいかお、いかりのまえば、ひっさつまえば
ポッポ たいあたり、そらをとぶ、すなかけ、かぜおこし
ニョロボン なみのり、さいみんじゅつ、じごくぐるま、たきのぼり
フーディン みらいよち、サイコキネシス、じこさいせい、サイケこうせん
何かやる気がなかったのでかなりいい加減なメンバーです。
ここからしばらくポケモンとは離れていました。
そして、続編のポケットモンスタールビー&サファイアの発売日が近づいてきました。
しかし誰も一向に盛り上がりませんでした。
周りの友達にどれぐらい売れると思うかと聞いても「10万本もいかないんじゃないの」とか「いまさら誰も買わないんじゃない」と言われました。
ちなみに僕は今までに遊んだ人の4人に一人は買うと思ったので200万ぐらいは売れると思っていました。
そして、ついには発売までに注目する人はいませんでした。
僕もいまさらポケモンを買う気はなかったのでした。
しかし発売前に遊ぶ機会があったので楽しみにしていなかったけど遊んでみたら新要素の2対2のバトルが予想以上に面白かったので楽しかったです。
しかしこの時さえも周りには誰もおらず近くにいた係りの人も誰も何台もあるのに誰も遊んでいなかったので僕にいつまでも遊ばせてくれました。
だから発売前の時点で進化後のポケモンも知ることができました。
しかしこれだけ遊んだからもう買わなくていいやと思うようになりました。
そして、発売前々日のことでした。学校の帰りに店に寄ったら発売前なのにポケモンのソフトが置いてありました。僕は前作とのあまりの違いに「またか!」と思いました。
そして買う気もなかったのにあまりにも哀れだったので買うことにしました。
帰ってすぐにゲームを始めました。カセットが赤く光っていてかっこよかったです。
あとは毎日ひたすら遊び続けました。
今回はクリアまでが今までよりも長かったです。
今回の目玉は2VS2のバトルにつきます。
まさかたったこれだけの工夫でこんなにも戦略性が増すとは思いませんでした。
そして一番嫌だったのはポケモンを集めるのがあまりにもきつすぎることでした。
はっきりいって進化のパターンがもはや意地悪すぎてひとりでやるには不可能と呼べるものでした。
今回は前回と違って回りにはひとりも持っている人がいなかったので全くポケモン集めが進みませんでした。
さらにおもしろいと話しても誰も買う人がいません。
最初のポケモンよりも過酷になってしまいました。
ポロック作りにはハマリました。
しかしこのゲームには他の機能なんて及びもしないようなどんなゲームにも出来ないようなすごい機能が搭載されています。
それは気休めでないゲームデータの修復機能です。
僕のゲームボーイアドバンスは接触が悪くて突然電源が切れてしまうのですけど(モンスターゲートをクリアした後に起こったのでモンスターゲートのバグと呼んでいます)これがセーブの最中に起こったことによって「マジカルバケーション」を始めとした数々のデータがふっとんでしまいました。
このゲームをやっている時にもそれは起こりました。
その瞬間、『終わった』と思いました。(実際はこんな一言で表せるレベルではなかったです)
そして電源を入れるとタイトル画面のあとに「現在、ゲームデータを修復しています」と表示され5分ぐらいそのままにしていたらなんと、セーブをする前から再開されました。
この瞬間僕は「さっすがポケモン!」って思いました。
こんな機能が搭載されたゲームは前代未聞です。(勝手にデータを破壊するソフトはありましたが)
そんな素晴らしい機能を備えたソフトも結果的には僕の予想以上に売れ、現在も売れ続けているので最初のポケモンとほとんど同じ展開になってしまいましたが。
ここらで恒例のクリアした時のメンバーを
バシャーモ スカイアッパー、にどげり、ブレイズキック、オウムがえし
サマヨール のろい、シャドーパンチ、おいうち、あやしいひかり
アブソル みらいよち、ほろびのうた、きりさく、かみつく
グラエナ いばる、いわくだき、ひみつのちから、とっしん
オオスバメ がむしゃら、そらをとぶ、つばさでうつ、つばめがえし
キリンリキ おどろかす、ねんりき、ふみつけ、かぎわける
しかし、このゲームはロックマンエグゼ3までの繋ぎだったのでエグゼが出てからは遊んでいません。
エグゼ3は100時間ぐらい遊んでますがポケモンは60時間しか遊んでいません。
そしてこのゲームを語る上で絶対にはずせないのが1月の26日の「ポケモンパニック(僕命名)」です。
もしかしたら、とか思って早めに行ったけど予想をとんでもなく裏切る数の人たちに唖然。
この時に3時間以上もショートカットしていた親子たちは見ていて許せなかったです。
僕はべつにポケモン目当てではなかったので「この列の最後尾はどこなんだ〜」って言いながら歩いていました。
この時の行列はギネス記録ではないかと思います。
大阪ドームから何キロも離れた難波が折返しでした。
なんか今にも暴動がおきそうな勢いでした。任天堂にしてもこれほどソフトが売れるとわかっていない時期に発表されたイベントだったので悪夢だったと思います。
早めに行って並んだのに結局入ったのは1時前でした。あの行列にひとりで飲まず食わずは死にそうなぐらいにしんどかったです。
あの日一日でポケモンを遊んでいる人をものすごい数見ました。
僕はプラグインペットをやっていましたが他にやってる人がいなかったので空しくなってやめてしまいました。
入ってもどこもかしこも1時間ぐらいは並ばないといけなかったので結局は一日並んでいたという『行かなきゃ良かった』と思った一日でした。
まあ、現段階でのポケモンに関する大きな思い出はこんなところです。
少しは純粋なポケモンの楽しみ方がわかったでしょうか?
僕は本当にポケモンが大好きです。発売時に買ったことを誇りに思っています。
発売時に買ってなかったらここまで好きにはなってなかったと思います。
発売時に買ってなかったら決してここまでの衝撃は受けていないと思います。
ポケモン図鑑を暗記するほど遊んではいなかったと思います。
個人的にはこのソフトがここまで大きくなってしまってソフトが不幸に思えます。
なんか過度に期待はされるけど心底このゲームを楽しんでいる人が少ない気がしますので。
出来る事ならポケモンに関するすべての知識を捨て去って赤と緑のどちらかを遊んでもらいたいです。
そうすればきっと今までとは全く違うポケモンの世界のすごさがわかるから。
ポケモンのソフトが心底好きになれるから。
ソフトを手放そうなんて思えなくなるから。