からくり剣豪伝ムサシロード
からくり人疾走る
B−CLUBという雑誌で連載されていた漫画のアニメ化したもののゲーム化で、ゲームは全部で5つの章に分かれていると言いたいトコですが実は最後の章はおまけレベルのようなものなので実際は4+1ってとこになります。
1章から4章まではムサシ、コジロー、ベンケイ、リョウマの4人がプレイヤーとなってそれぞれの周りで起こっている事件を解決していき最後には4人ともそれぞれの事件を裏から手を引く『ハンゾウ』という敵に繋がっていって5章では協力?してハンゾウに立ち向かいます。
1章から4章は好きな順番で始めることができますがここで気をつけてもらいたいことが。
章の数=難易度なのです。4章なんていきなり始めた日にはレベル2になるまでに遊ぶ気がなくなる恐れさえあります。
だから1章のムサシから始めることをオススメします。
ゲーム内容はアクションRPGでストーリーは涙あり笑いありとその出来栄えはファミコンのアクションRPGでもかなり高いレベルで仕上がっておりますが僕はある理由でネットを初めてやったときにこのゲームを真っ先に調べましたがヒットするのはアニメ版ばかりでこのゲームに触れているサイトは遂には見つかりませんでした。
では肝心のアクションRPG部分ですがアクション重視の『ゼルダ』タイプで町や村で情報を集めて先に進んでいくタイプのものですがダンジョンらしいダンジョンはありません。
ボスは基本的にでかいので倒す時は端っこでハメるのが基本となります。
必殺技を使うのにはHPを消費するので注意が必要です。
というか必殺技使いません。(使えません)
このゲームで体力削るのは自殺行為です。使っても一番弱いのにしときましょう。
そして問題なのはゲームのバランスが上手く取れていないことです。
このゲームは各章レベル12〜13でクリアできるのですが、次のレベルまでに必要な経験値がとにかく多い。
各キャラの全ての必殺技を覚えるまでには実はもっと多くのレベルが必要なのですがこのゲームの敵の持っている経験値はものすごく少ないのです。
決してクリアレベルが低い=ゲームが短いというわけではないのです。
そして経験値はたいして持っていないのに敵が強くてアクションが下手だとすぐにゲームオーバーになりタイトル画面へ戻ってしまいます。
つまり、アクションが上手い人はもっと低いレベルでのクリアだって可能です。
そして問題の5章、どうしてこれがオマケレベルなのかと言いますとまず、すっごく短いのです。
セーブポイントである『うしとらや』も一箇所仕方ないから入れてみましたって感じです。
このゲームの売りはARPG初のパーティープレイのはずなんですが実際のところはムサシ以外のキャラはAIで動いているというのは合っているのですが敵に向かっていくことしかできない
単なるオプションでしかないのです。
体力なんてものはないので死ぬ事もありません。
さらにどのキャラも仲間になったらすぐに復活した4天王との戦いのためにすぐに離脱してしまうので実は5人がそろうのは数画面しかありません。
そして、最終ボス『ハンゾウ』の第2形態はメチャメチャ強いです。
ハンゾウの前には『ヤマタノオロチ』が立ち塞がるのですがこいつの攻撃を受けるとほぼ確実に一発であの世行きです。仲間なんて役には立ちません。戦うのムサシ一人です。
だからこのゲームのメインはあくまでも4章までです。
個人的には4章が一番好きだったりします。新撰組は攻撃が当たりにくくてつらいですが。
あと、このゲームの登場人物は大抵歴史的な有名人なので歴史の勉強に最適です。
僕はこのゲームで新撰組の名前を覚えました。
以上がこのゲームの説明になりますがこのゲームの出来は決して悪くないです。
ファミマガのある号では最初の広告がこのゲーム、最後の広告がメタルスレイダーグローリーだったこともあるほどです。なのにかたや未だに無名、もう一方は今や誰もが知る名作になっております。
2ページ広告まで打ち出したゲームがほとんど無名なのは少し悲しいものがあります。
個人的には『ゼルダ』『ゴッドスレイヤー』に次ぐ出来のアクションRPGだと思います。
それではここからは僕がどうしてこのゲームを真っ先に調べたのかの理由を。
このゲーム、当時僕は何度もクリアしました。しかしどうしてもわからないことが2つありました。
ひとつはこのゲームのタイトル画面では登場人物が次々と画面を横切ります。
しかし、その中に数キャラ、見たことのない者が混じっているのです。
これらのキャラはいったいどこに出てくるのでしょうか?
そしてもうひとつ、こっちが本題です。
このゲームの説明書にはとんでもなく気になる一文があるのです。
このゲームのコマンドの中に『しらべる』というのがあるのですが実はこのコマンド、ゲーム中に一度も使用しないのですが説明書にはフィールドのあるところを調べると・・・といかにも何か意味がありそうな1文が書いてあるのです。しかし、何度も最初からやり直しながら怪しいところを片っ端から調べてみましたが未だに何も見つかってはいません。
一体この『しらべる』コマンドにはどんな秘密が隠されているのでしょうか。
知ってる人、誰か教えてください!