続・ファミコン以外の好きなゲーム
前回に続いてファミコン以外の好きなゲームを長めに紹介します
レイディアントシルバーガン
好きなシューティングゲームの中で3本の指に入るゲーム。操作方法が複雑なので最初にアーケードでやった時には10秒もちませんでした。面白かったので何度もやりましたがすぐにゲームセンターから姿を消してしまいそれ以来、一度も見ていません。
サターン版が欲しかったのですが当時、お金を持っていなかったために手に入れることができませんでした。
それで中古で買おうと思って長い間探していましたが見たのはただの1度だけで3980円でした。
もっと安くならないかと待っているうちに価格が跳ね上がってしまって手が出なくなってしまいました。
この間も日本橋の「PLUS」という店に10本ほどあったのですがそれでも1本17200円もしていました。
個人的には一ヶ所にこれだけあればレアでもプレミアでもないと思いました。
「レイディアントシルバーガン」を探しはじめて数年後、その続編にあたる「斑鳩」が発売されました。
僕は「レイディアントシルバーガン」の代わりにならないかと思って「斑鳩」を買いましたが続編とはいえやっぱり別ゲーム、「レイディアントシルバーガン」に比べたら短くて全然楽しくありませんでした。(斑鳩が面白くないというわけではありません)
でも、すぐに「Normal」でノーミスクリアをしてしまってやる気がなくなりました。
ちなみに僕は「トレジャー」の名前を知ったのはアーケードで「斑鳩」がでたときなのでこの時はただシューティングっていうだけで遊んでいました。
友人はこのゲームを初プレイでクリアしたそうです。
どこかにこのゲームを「譲ってくれる」っていう心優しい方いないかなぁ
ロマンシング サ・ガ2
このゲームにはものすごく苦しめられました。なんといっても僕は「サ・ガ」シリーズとの相性がものすごく悪く、それはこのゲームにも通じていました。まず、「閃かない」のです。最後の時点で最強技がまだ「強撃」だったのです。これがどういうことかはこのゲームをやった事のある人ならわかるでしょう。次にイベントの進め方が間違っていたのか長い間時間(年)が進まなくなって「女王アリ」を倒した時に650年もの時が流れてしまったのです。すると4代目にしてすでに「最終皇帝」というとんでもない展開になってしまったのです。しかも「七英雄」はまだ「ボクオーン」と「ダンターグ」しか倒していないというとんでもなく先が思いやられる展開になってしまってちょっとやる気がなくなりかけたほどでした。
それでも僕は最終形態になった「七英雄」を次々と倒していきました。
そんな時、友人が誤ってデータを消してしまいました。
だから僕はこのゲームをクリアした事がありません。クリアするところをみたことはあります。
ちなみに「ダンターグ」を倒すのと「火山を破壊するのに」合計で10時間はかかっていました。
だから技は覚えていないのに敵は勝てないほどにまで強くなってしまっていてもう完全に「ハマッて」いました。
ロマンシング サ・ガ3
上の「ロマサガ2」の例にもれずこのゲームにもものすごく苦しめられました。
まず、「閃き」ません。次にネズミの「アルジャーノン」の倒し方がわからずに5時間ぐらいかかりました。そしてさらに追い討ちをかけるようにして最後まで連れて行ったパーティーの中に「サラ」「謎の少年」「老いぼれのハーマン」がいたのです。(これがどういうことかやった事のある人ならわかりますよね)
よってパーティーはボロボロでさらに術を使える者もいなかったために最終ボスに勝ち目がなくなりました。
で、結局最後は友人にデータを消されてしまいました。
ちなみに友人にデータを消されてしまったゲームはまだまだあります。(例えば「クロノトリガー」「ファイナルファンタジーY」など)
でも僕はこのゲームが大好きです。「トレード」だけでかなりの時間遊べました。「マスコンバット」もすごく戦略性がありました。「政」も面白かったです。「マスカレイド」を装備すると髪型が変わったのも面白かったです。「ロビン」が2人いたり一部のイベントにイエスノー以外の「第3の選択肢」があったのが楽しかったです。攻略本(練磨の書の方)もすごく読みがいがありました。
これら全部をひっくるめて僕はこのゲームが大好きです。
サ・ガ フロンティア
上の2つの「サ・ガ」シリーズと同じくこのゲームにもものすごく苦しめられました。
まず最初に「モニカ」(結婚前に新婦を殺された女性の復讐劇というストーリー)で始めましたがやっぱりたいした技も「閃か」ずに最終ボス「ディーヴァ」まで来てしまい、技を覚えるまでひたすら戦ってそのあとに無事倒す事が出来ました。その次に「ロボット」(ロボットが自分探しのたびをしているうちに自分に課せられた大いなる使命を思い出し・・・というストーリー)をクリアして(最終ボスよりもその前の「機械神バロール」が苦労した)その後も次々とクリアしていきましたが4、5人ぐらいクリアした時友人にデータを消されてしまいました。なので開発室には行ったことがありません。
このゲーム独自の「連携技」のシステム、良かったと思います。
あと、お金をためるのがもっと簡単なら良かったと思います。
しかし続編の「2」には全然良かったところが受け継がれていませんでした。
「2」の方は好きかどうかと聞かれると「好き」とは言いにくい代物なので一緒に書いておきます。
まず、どうしてギュスターヴが死ななくてはならなかったのかということと彼を救うことは出来なかったことが残念に思えて仕方がないです。
「ロマサガ2」のようなゲームを期待していた僕は完全に裏切られました。これじゃあどう見てもナイツ家が主人公じゃないですか。あと、ゲームが短すぎます。それなのに戦闘は1対1がメインなので非常に時間がかかります。
シミュレーションパートが一般的なシミュレーションゲームの難易度をはるかに上回っているために勝つためにはものすごく頭を使う必要がありました。一部の謎解き(というか船の航路だけ)が難しすぎました。
これだけで数日はかかりました。(計算をして細かく考えたのがいけなかったために書いた紙は数十枚にも及びました)
ラスボス「エッグ」が強すぎる。しかし倒してクリアすると強くてニューゲームが出来るようになるためゲームバランスが一気に崩壊してしまう。(2時間もやればクリアできる)
なんといってもよかったのがゲーム本編のおまけの体験版のほうだったという身もフタもない事実。
「レーシングラグーン」のほうは友達がハマって何時間もやっていたし「聖剣伝説」のほうは僕が何時間もやりました。(10時間は軽くやっていたと思う)はっきりいって本編よりもおまけの方が起動時間が長いです。
ティンクルスタースプライツ
対戦格闘の楽しさとシューティングの爽快感を見事なまでにミックスしたゲーム。
こんなゲームはこのゲームが最初にして最後だったりします。正確にはこれの前に「対戦シューティング」と銘打った物がありましたがこちらは「高槻」の方のゲームセンターで1度だけ目にして遊んでみましたが次にきた時にはもう無くてそれ以来1度も見ていないのでタイトルすら覚えていません。ゲーム内容はたしか一画面で上下に分かれて撃ち合うというGBのバリーファイアをきれいにしたような物でした。あまり面白いとは思えませんでした。
だからこんなゲーム、無かった事にしてもいいです。
それほどまでにこのゲーム、「ティンクルスタースプライツ」は面白いものでした。
だからこのジャンルはこれが最初ということに・・・
このゲーム、連鎖が熱いのです。敵を倒すとその大きさに合わせて爆発(破裂と言ったほうがあってる)するのでそれに他の敵を巻き込むと「連爆」になり、それを続けて相手のところに次々と敵を送っていくのです。
僕はこの連鎖のパターンをほぼ全てマスターしていたので乱入されても負けることはほとんどありませんでした。(ずっとやっていないのでいまやったら負けると思う)
そんな大好きなゲームがサターンに移植されたので買おうと思いましたがゲームを手にとってパッケージの絵を見た時にあまりの絵の恥ずかしさにレジに持っていく事ができなかったので買うのを断念してしまいました。(このゲームと同じように手に取って買うのを断念したゲームに「チップちゃんキーック」や「メタモルV」がある)
それ以来、家の周辺では1度たりともこのゲームを見かけていません。
日本橋でこのゲームを見た時にはその値段にびっくりしました。
なのでこのゲームも発売以来ずっと探しているゲームだったりします。
やりもしないのにゲームを買うだけ買って飾っているだけの友人が3本ほどこのゲームを持っていますがそんなこと僕には関係ないです。しかしこの友人のおかげで僕が「遊ぶため」にゲームソフトを集めているスピードがかなり落ちている事は言うまでも無い事です。なんと言っても向こうは「無職でお金を持っている」ので毎日ゲームを探し回っているのに対してこっちは「学生でお金を持っていない」上に探すのは学校が早めに終わった時の帰りぐらいですから負けは明らかです。しかも相手はお金に糸目がないのでおんなじゲームの「新品で未開封」などという不可解極まり無い物がたくさんたくさんあったりします。
ついこの間も「なかよしといっしょ」のソフトのみを16800円で買ったと言っていたので「やりもしないのにそんな無駄な物を買ってどうするの?」と聞いたところ「ソフトを飾っている棚を開けたときにこのゲームが入っていたらそれだけで気分がいい」などと言いました。
「遊ばれる」ために生まれてきたゲームにとって「飾られる」ということがどれだけ屈辱的かということを考えるとなんだかこのゲームがかわいそうです。それはきっと開発者にとっても屈辱的なことだと思います。だから僕はゲームを遊びます。
「遊びもしないゲームを飾っているだけ」の友人にいや、全ての人に僕はこの言葉を送りたいと思います。
「ゲームは飾るためのものなんかじゃない遊ぶためにあるんだ」byファミコン少年団
まさに僕の気持ちを一言で表すならこの言葉しかありません。まるで作者はこんな時代が来る事を予測していたかのような「すばらしい」セリフです。
なんかものすごく横道にそれた気がしますが僕がこのゲームを語る上では絶対に避けられないものなので許してください。
とにかく僕はこのゲームが「大好き」なんです。
ドリコレ版、絶対出ると思っていたのに・・・
ソウルブレイダー
クインテットのA・RPGの第一弾。
神様であるプレイヤーが封印されてしまった生き物の「ソウル」を解放しつつ世界を復興させるというゲーム。
「ソウル」は「魔物の巣」を破壊する事によって解放されます。
僕が「アクションらしいRPG」をやったのはこのゲームが初めてだったりします。
このゲームはエリア的に見ると6エリアほどしかないのですが最初はいけなかった(解放できなかった)ところが後になってからいけるようになったりと逆にエリアが広く見えるような作りになっていたりします。
残念なところは最終ボスが強すぎるのとダメージを与えることができる攻撃が最強の「ゴッドバード(フェニックス?)」だけだというところです。
このゲームは今でもすごく安い値段で手に入るのでおすすめです。
ガイア幻想記
クインテットのA・RPG第二弾。
どこにでもいるような少年「テム」がひょんなことから世界の謎を解き明かすために冒険に出るというストーリー。
相手が世界の謎というだけあり、でてくるダンジョンも「インカ帝国」「ナスカの地上絵」「ムー大陸」「万里の長城」「アンコールワット」「ピラミッド」「バベルの塔」というような歴史的な建造物が数多く登場します。
これに闇の力を手に入れて闇の戦士「フリーダン」になれるようになった「テム」が挑み、「ミステリードール」と呼ばれる謎の人形を集めていきながら行方不明の父親の手がかりを探していくのです。
その間には出会いもあれば悲しい別れなどもあっていろいろと考えさせてくれます。
後このゲーム、いたるところに「赤い宝石」とよばれるものがあるのですがこれを集めるといろいろな能力を身に付けていく事ができるようになるのです。
この宝石、50個集めると隠しダンジョンにいけると出た当時の「ファミ通(当時はファミコン通信)」で読んだのですが自分の力だけで見つけられたのは40個ほどでいまだにその隠しダンジョンは見た事がないんです。(ちなみにあとから探す事はできません)
この文章を見ておられる方で「赤い宝石のありかを全て知っている」という方がおられましたらぜひ、教えて欲しいと思います。(最近攻略本入手して集めることができました)
ちなみにこのゲームも現在安い値段で売っています。
天地創造
クインテットのA・RPG第三弾。
地球の裏に存在する世界のたったひとつしかない村「クリスタルホルム」。
そこに住む少年「アーク」がひょんなことから禁断の「パンドラの箱」を開けてしまったことで村の人々は石になってしまい、村人を元の姿にもどすために冒険の旅に出る事になるのです。
それが自分の運命を知るために世界を復興するための旅になるとも知らずに・・・
このゲームは自分が神となって滅亡してしまった世界を復興させるというもので、ゲームは大きく分けると4章に分かれています。
1章 大陸の復活
この章では地裏にある5つの塔をクリアする事で「ユーラシア大陸」「北米大陸」「南米大陸」「ヨーロッパ大陸」「オーストラリア大陸」の5つの大陸を開放します。大陸を開放するごとにすごく美しいグラフィックを見る事ができます。
さらにしなくてもいいことだけど隠し要素として「ポリネシア諸島」と「ムー大陸」も復興させることができます。
第2章 生物の復活
この章では復興した大陸に無事来る事ができた主人公が今度は「木の根っこ」「山」「森」「雪山」をクリアする事で「植物」「鳥」「動物」「人間」を復興させます。
この章では生き物と触れ合う事によって生物の生きる事の難しさを教えてくれます。
ゲームとしてはこの辺りから難しくなってきます。
第3章 文明の復活
この章では人間の復活した世界を舞台に人間に様々な文明をもたらすために主人公がいろんな国に行きます。
この章こそがこのゲームのメインとなります。
ひとつひとつの町はアークが文明を伝える事により発展していきます。そしてできた文明をまた次の町へと伝えていくのです。
この「町発展システム」こそがこのゲーム最大の特徴であると共に僕自身この部分に魅かれてこのソフトを買いました。(このシリーズがすきというのもひとつの理由だったりしますが)
この「町発展」ですが「缶詰を作る方法」だけがどうしてもわからず結局、これだけは攻略本が発売されるまでに完成する事ができませんでした。
この章になるとゲームの難易度はさらに上がり、謎解きはさらに難解な物になってきます。
僕自身が悩んだところは「ロウランの町の墓の場所(このゲームで一番悩むところだと思う)」「5大湖のダンジョン」「ドラグーン城」です。
この章には「クリスタルホルムにいるはずの幼馴染のエルそっくりな少女の存在」「コロンブスはどうして女王に捕らえられていたのか」「ストークホルムの村の人はどうして皆殺しにされたのか」等の様々な謎が次々と現れていきます。
そして次々と文明を発展させていったアークは次第に世界をこんな状態にした「一人の科学者」の存在を知っていくのです。
そして戦いを挑んだアークは敗れ、その中で自分の正体を知る事になります。
第4章 英雄の復活
自分の正体を知ったアークはその力を取り戻すために世界中に散らばった5つの「星のかけら」と自分の武器と鎧、「英雄のヤリ」と「英雄のヨロイ」を探しにいきます。
しかしこうしている間にも世界は一歩ずつ破滅への道を歩んでいるのです。
そして無事に英雄としての力を手に入れたアークは仲間達と協力して敵の飛行戦艦を落とします。
飛行戦艦を落としたアークは全てを知るためにエアーズロックから地裏へともどります。(地裏に行くともう戻って来れないのでやり残したことがある方は近くにある日記帳で必ずセーブをしておいてください)
クリスタルホルムへと戻ってきたアークは村長から全ての真相を聞き、ライトガイアとダークガイアとの最後の戦いへと向かっていきます。
以上がこのゲームのストーリーの説明です。
このゲームアクション部分はこの手のジャンルのゲームで最高クラスだと思います。
ボタン操作で技が出せたり、出した技が謎を解くのに直接関係があったり、なんといっても「ジャンプ」と「ガード」があります。
これによって非常に奥の深い戦闘が可能になります。
これこそが本当に技術でカバーすれば低レベルでもクリアが可能なゲームだと思いました。
エンディングについて詳しくは書きませんが世界を復活させ力尽きたアークは鳥に転生してストークホルムのエルに会いに行きます。これが別の世界での出来事なのかどうかはわかりませんが(個人的には光と闇から解放されて歴史の変わった別の世界だと思う)すごく心に残るシーンだと思います。
このゲーム、思い出がたくさん詰まった大好きなゲームのひとつなんですが他の2つ同様、このゲームも現在安い値段で買う事ができます。
定価は11800円もしたのに。(でも買った値段は7980円)
でも後悔はしていません。
さすがに新品を300円で見たときはつらかったけど。
あと、このゲーム実在する人物や地名などが多く出てくるので歴史の勉強にもなると思います。
紫炎龍
僕はこのゲームが本当に大好きです。
このゲームはアーケードのゲームが家庭用に来たものでその事情もかなり複雑だったりします。
これから話す事は半分事実、半分あいまいなのでそのつもりで・・・(僕自身の記憶な上に確認する方法もないので)
これよりも前にスーパーファミコンで「デザエモン」というシューティングゲーム作成ツールが発売されました。
その時にそのソフトを使ってオリジナルのシューティングゲームを作るというコンテストがありまして
そこで大賞となったのが「大王」という名のシューティングゲームなのでした。
その後「大王」はアーケードで稼動することになりましたが全く人気が出ず、すぐに歴史の闇にへと葬られていきました。
ちなみに僕はこのゲームが実際に稼動しているのを2001年まで一度たりとも見たことがありません。
時は進み、「怒首領蜂」のヒットにより再びシューティングゲームが人気を取り戻した時にこの「大王」は「紫炎龍」へと姿を変えて登場したのでした。
はっきり言って「大王」と「紫炎龍」の違いは見た目だけです。
ステージも背景も敵もボスも姿だけが全く違うのです。
つまり、ゲームとして見るとこの2つは全く同一のものなのです。
かろうじて「大王」と「紫炎龍」の両方を知っている人がこの2つを全く同一のものだったと思い込んでしまうのもこれでは無理もありませんね(だってやったらいっしょだもん。絵の違いなんて気付くわけないし)
以上が「紫炎龍」のいきさつです。
個人的には大王という名前にインパクトが足りなかったので名前を変えたんじゃないかと思います。
そんな「紫炎龍」がサターンに移植されたのでした。
アーケードの「紫炎龍」をやっていた僕は喜んでこのソフトを買いました。
僕はこのソフトを数十時間は遊んでいますのでこのゲームについては日本で一番知っているような気がします。
なので以下にその時に得た知識等を書いていこうと思います。
次にゲームの説明です。
上に述べたとおりこのゲームはシューティングが大好きな人が作った「自分で遊んでみたい理想のシューティングゲーム」をゲーム化したものなので難易度がものすごく高いです。
個人的には「怒首領蜂」以上です。アーケードでもクリアした人間を見たことがありません。
このゲームは説明書が役立たずこの上ないのでこのゲームの説明をします。
アイテムの説明
パワーアップアイテム | 武器が一段階パワーアップする |
フルパワーアップ&バリア | 武器が最大限にパワーアップ+一度だけ敵の攻撃を防ぐ |
ノーマルショットチェンジアイテム | 武器がバルカンに |
レーザーチェンジアイテム | 武器がサーチレーザーに |
ミサイルチェンジアイテム | 武器がミサイルに |
スピードアップアイテム | 自機のスピードが一段階アップする |
ボンバーアイテム | ボンバーの数が1つ増える |
1UPアイテム | 自機が1UPする |
2UPアイテム | 自機が2UPする |
5000点ボーナスアイテム | 5000点が入る |
ボーナスアイテム(赤) | 500点が入る |
ボーナスアイテム(青) | 5000点が入る |
バルカンの攻撃力は普通で連射が可能です。パワーアップすると広い範囲に攻撃できるようになります。
バルカンのボンバーは一般的な画面全体に効果を及ぼすボムですがボムが真上から広がるので真上の敵に効果絶大です。
ミサイルの攻撃力は最高で多少の連射はできます。パワーアップするとミサイルの数が増えてホーミングするようになります。
ミサイルのボンバーは自機の周りに円形の爆風を起こすもので円の内部に絶大な攻撃力を誇ります。なのでボスに有効です。
レーザーの攻撃力は最低ですが敵に向かって飛んで行き、敵を倒すか一定時間が経過するまで敵を攻撃し続けます。
レーザーのボンバーは自機の上空を帯状のレーザーが3本飛んでいくので一見青が強そうですが青には最大の弱点があります。それは中盤以降、敵の数が多すぎてレーザーの数が足らなくなり、攻撃のできないことが多々あることです。
さらに敵が固すぎて倒せなくなります。
だから基本はバルカンを使いましょう。
フルパワーアップ&バリアと1UP、2UPアイテムは出現条件が良くわからないので
くわしくは書きません(出現ポイントはわかってます)
ボーナスアイテムはなるべく取りましょう。
次にアイテムを使ったウラワザがあるのでそれを紹介しようと思います。
まず、武器がミサイルの状態で残機をゼロにします。
次にこの状態のまま2分間ほどゲームを進めます。
すると、残機数を表すマークの下に「×2」というマークが出ます。
するとその時点での得点が2倍になり「得点2倍モード(自分命名)」がスタートします。
以後、武器をミサイル以外に変えるまで全ての得点が2倍になります。
ちなみにコンティニュー後も効果は持続します。
バリアを付けた場合はバリアが切れるまでこの効果は途切れます。
これはもはやウラワザというよりも隠しシステムの域に達していると思います。
残機ゼロ、ミサイル限定のこのモード、これを知っているのと知らないのとではこのゲームの楽しさ、緊張感が根底から変わってきますのでこのソフトをもっている方はこの技を使ってハイスコアに挑戦してみてください。
ミサイル限定、ノーミスでどこまでいけるか自分の限界に挑戦してください。
しかしよほどこのゲームをやり込んだ者がいなかったのかこの技は「大技林」にすら載っていません。
この技が本などにきちんと紹介されていればこのゲームの評価も変わったかも知れないと思うとすごく残念でなりません。
こんな技があるだけでもこのシューティングが他とは違うことがわかりますよね。
ウラワザの紹介が終わったところで今度はシステムの紹介をします。
このゲームには「オヤジシステム」なるものが搭載されています。
このシステムを説明しますと、プレイヤーのプレイ方法に合わせて難易度が変化するというものなんですがこのシステム、裏を返すと上手ければ上手いほど難易度が上昇するということに他ならないのです。
要は下手なプレイをすれば良い訳ですけど、この場合の下手なプレイというのは初心者ですら取らないような行動のことを指すので何も知らずにその行動を取ること自体が無理というものですし、シューティングをやるなら正々堂々とプレイして欲しいのでその条件はここには書きません。(適度に死ぬようにしてください)
そしてこのゲームは縦スクロールのシューティングには珍しくその場での復活がありません。
ですから「グラディウス」シリーズのような熱い復活パターンを作る必要があります。
復活パターンというのはグラディウスというゲームで一度ミスをすると全ての装備を失って再スタートするのですがその時にパワーアップカプセルをいくつ持っていたとしてもパワーアップカプセルは1つになってしまうのでほとんど1からのスタートになってしまいその時にどのようにして元のような状態に戻るかということを指します。(僕の場合、グラディウスよりもゼクセクスのほうが馴染み深いですがこちらの方は最終ステージを50機ぐらいやっても復活パターンがいまだに組めません)
しかし、このゲームの「復活」の難しさは「グラディウス」シリーズの比ではありません。(グラディウスでいうなら3週目以降ぐらい)
死んだらパワーダウンするのに敵の弾は異常なくらいに飛んでくるのでたいてい開始数秒でやられてしまいます。
この時にボムを使うのを惜しんではいけません。(7面はもはやボム無し不可能レベル)
後半のステージになるとひとつの場所の復活パターンを作るのに数十機はかかります。
しかしこのゲームはアーケードですらも5回までしかコンティニューができなかったという極悪仕様でした。
サターン版もそうなんですがこっちはウラワザを使うとフリープレイの状態にすることができます。
この復活パターンの中で最もきついのに「5−7」があるんですがここで死にまくってコンティニューを繰り返しコンティニューが尽きて台を叩いているような光景、このゲームでは珍しくありません。
こんな悪魔的な難易度のゲームなのにこのゲームには「ノーボムボーナス」があります。
しかし、こんなものを狙うぐらいならさっきのウラワザを狙った方が絶対いいです。
システムの紹介が終わったところで次は攻略に入ろうと思いましたがその前にこのゲームの見所を2つばかし挙げておきます。
このゲーム、電源を入れるとステージ1を3D化したムービーが流れるんですがこのムービー、「スーパーハードのCM(知らない人いるかも)」と同じ人が作っていたりします。
もうひとつの見所はこのゲームの作りの細かさです。
このゲームは敵の一機一機がものすごく細かいところまで作られています。
たいていのシューティングゲームは敵を破壊しても爆発するだけですがこのゲームの場合、爆発と共に敵が分解しながら墜落していくのです。このゲームの敵の同時出現数はすごい事になっているのにも係わらず、何百という敵機が全て墜落していくのです。
ここまで細部までこだわっているシューティングゲーム、他にありません。
見所の説明が終わったところでようやくステージの紹介と攻略です。
(普通のシューティングなら誰かがやっているだろうから攻略なんて必要ないんだろうけどこのゲームは超がつくほどマイナーなので)
始めに言っときますが僕自身、いまだにこのゲームをクリアしていません。
アーケードの方には全16ステージありましたがアーケードの時点で5面以降に到達した人間を見たことがないので無視します。
サターン版は8面のボスらしき所まではいけますのでそこまでの攻略はほぼカンペキです。
このゲーム、ボス戦よりもステージの方がはるかに難しいです。
ボス戦はその場で復活だし、たいていのボスは一定時間が経つと逃げていきますが正々堂々と戦って勝ちましょう。
ステージ1 地上
このステージは簡単なので特に話す事もないです。
「得点2倍モード」はこの面の時点で始める事ができます。
武器はレーザーがおすすめです。
ボスはレーザーを引き付けてから反対方向に避けてください。
ステージ2 敵基地
武器は引き続きレーザーで
ボス前は攻撃が激しいので弾避けに自信のない方は遠慮なくボムを使いましょう。
ボスは砲台を全て壊してしまわないように(壊すと攻撃がきつくなる)
ステージ3 海洋基地
基本的にレーザーで進みボス前でそれ以外の武器に換えてください。
レーザーではこのステージのボスは倒せません。
途中の中ボスクラスの敵は遠慮なくボムを使いましょう。
ここまでノーミスで来ていた方にはわざと死ぬ事をお勧めします。そうでないと次の4面の難易度がすごいことになります。
本当に「自分はシューティングが上手い」と思っている人はこのまま続けてもらってもいいです。
ボスは一見避けにくそうな弾を撃ってきますがこの弾は一定距離さえ保っていれば絶対に命中しないのであせって動き回らないように。動き回るとかえって避けられなくなります。
ボスが足を振り上げたらばらまき弾の合図、弾避けに自信のある方は避けてそうでない方はボムを使用しましょう。
ステージ4 空港
前半はレーザーでもいいですがそうすると4−1の最後に出てくるコンテナがボム無しでは倒せなくなるので注意。
後半はレーザー以外の武器を使って進みましょう。
途中に出現するロボットは出現と同時に破壊してください。
じゃないと逃げ場がなくなります。
ここまできてもまだノーミスという方は絶対にワンミスをお勧めします。じゃないと5−1でミスした時にハマる恐れがあります。
ボス前の赤い戦闘機はバーニアの部分は当たっても大丈夫なので怖がらずにそこにいって攻撃を続けてください。
ボスは適当に攻撃していればすぐに逃げていきます。気をつけるのはレーザーぐらいでしょうか
ステージ5 宇宙空間
ここからがこのゲームの本領発揮です。
5−1からすでに大変な事になっています。
武器はレーザーがお勧めです。
しかし絶対にレーザーのままでは5−7へ突入しないでください。ほぼ100%ハマります。
この「5−7」ですがこのゲームの最大の関門といっても良いくらいの緻密なパターンが要求されるところで、弾はばら撒かれるわ敵は次々と出てくるわその上硬いわというレーザーの攻撃力では太刀打ちできないような所なので絶対にレーザーの状態では行かないでください。
ここを乗り越えるコツは敵の出方を全て覚えてしまってバルカンやミサイルを使って出てきたと同時に破壊することです。
ボスは基本的に一番後ろにいればパンチには当たらないのでそこから攻撃をしてください。
パンチをためている時は強パンチ?の合図です。少し前に行っていれば絶対に当たらないです。
両腕を壊したらあとは本体のみです、ボムでほぼ1撃なのですぐに倒せます。別にボムを使わなくても簡単に倒せます。
ステージ6 敵艦隊
このステージからはなんかもう、ボス戦の連続なんじゃないかと思えるぐらいに中ボスクラスが多いです。
敵の攻撃に関しては気合で避けろとしか言いようのないぐらいなので常にボムを使いましょう。
レーザーは絶対に使用しないように(ここまで来るとレーザーの存在意義を疑いたくなってしまう)
一番中ボスだと思えるやつ(かなり強いのですぐにわかるでしょう)は本体を狙っても無駄です。左右の発射口から順につぶしていきましょう。
ボスの攻撃は切り返し(一方向に弾を引き付けて反対方向に避けること)を使っていれば簡単に避けられます。
腕を組んだらレーザーの合図です。ボスとは反対方向に逃げましょう。
ステージ7 敵要塞
最初のアステロイドベルト地帯はレーザーが最も有効です。その他の武器だと隕石が完全に破壊できていなかった時にかけらに当たってしまいます。
この隕石を壊すとたくさんのボンバーアイテムが登場します。このボンバーアイテムの数がこのステージの全てを物語っています。
ここからはもう、硬そうな敵が出てきたらすぐに近づいてボム&ショット連射を心がけてください。
それでも死ぬ時は死にますので・・・
ボス前の中ボスは腕を開いて敵を放出したらすぐにボムを使ってください。
そのあとのボスは画面中央で一番下にいればレーザーには当たらないので簡単に倒せます。
ステージ8 最終決戦
ここまで来たら気合が全てです。気合で倒しましょう。
と、ここまででステージの紹介&攻略をやめようと思いましたがウラワザの手順が間違っていないかと思い久しぶりにこのゲームをつけ今までは絶対に使わなかった禁断の「フリープレイ」を使ってついにクリアしました。
すっごく大変でした。8年越しのクリアです。
しかしエンディングは白黒の上にBGMすらないこれまでの苦労が全く報われないものでした。
しかし、本当の恐怖はここからでした。
エンディング後、再びゲームが始まったのです。
9−1と出ています。
紫炎龍というゲームはまだ終わっていなかったのでした。
むしろ先ほど苦労してクリアしたのはゲーム全体から見るとまだ半分でしかなく折り返しでしかなかったのです。1週目は練習だったんじゃないかと思えるほどの極悪な難易度、もはやプレイヤーのことなんてこれっぽっちも考えていないようにすら思えます。
以下に9面以降を軽く紹介したいと思います。
ステージ9 地上
ボスがレーザーを撃ちっぱなし。ボスは全て耐久力が2倍になっています。
ステージ10 敵基地
これ以降敵の撃ってくる弾の速さが2倍に。ボスの撃ってくる弾の速度も2倍ですがあの最終ボスを倒せた人ならこの程度、どうってことないはずです。
僕はこの時点でまだノーミスでした。
ステージ11 海洋基地
敵の数が増えています。
ステージ12 空港
途中に出てくるロボットの数が増えています。赤い戦闘機がかなりの強敵に
ステージ13 宇宙空間
もう、敵の撃ってくる弾の数が半端じゃありません。13−7はもはや何もいう事はありません。
ステージ14 敵艦隊
ここまで来ると復活するのに開始1秒すらもたなくなります。ボムなんてほとんど役には立ちません。
気合と何事にもあきらめない根気が全て
ステージ15 敵要塞
上に同じく
ステージ16 本当の最終決戦
上に同じく
ステージ16をクリアすると今度こそ本当にエンディングです。今度は色もあるし音もあります。
遂にこのゲームを本当にクリアしました。感無量です。長かったです。
プレイ時間は間違いなくこれまでに遊んだシューティングゲームの中でナンバーワンです。
このゲームをここまで遊び、クリアした者として感想を書きますとこのゲームですけどあまりのマイナーさのために高くても2000円あれば買えるんですがそれって絶対間違っていると思います。
僕自身はこのゲームの完成度はあの「レイディアントシルバーガン」に劣らないと思います。
ましてや「怒首領蜂」よりもはるかに難しいと思います。
そんなすばらしいゲームが上記の2本よりも安くで買えるなんて絶対に納得がいきません。
値段を入れ替えるべきです。(もちろんプレミアには反対なので例え話ですが)
それぐらいの価値がこのゲームにはあるのです。
「怒首領蜂」の影でこんなゲームが人知れず誕生して消えていったと思うとなんだか悲しいです。
こんなすばらしいゲーム、埋もれさせておくのはもったいないです。
シューティングゲームが好きな方は遊んでみて損はないです。
最後に、この文章を読んでこのゲームがやってみたくなった「我こそは」というシューティングの上手い方はこのゲームをコンティニュー5回以内で2周クリアしてみてください。できたらその人は「シューティングの神様」です。
あと、このゲームのノーボムクリアムービーが見てみたいです。
このゲームについて僕よりも詳しい方がおられましたら是非、連絡を。
この文章を発売中止になった「紫炎龍2」に捧げます。
(プレステ版は完全否定してますのでこの文章とは一切関係がありません)
今回はこの辺で・・・(なんか紫炎龍中心になったような気が・・・)