任天堂がこの夏発売するジャンプスーパースターズ（以下ＪＳＳ）を同じく任天堂が販売した

スマッシュブラザーズシリーズ（以下スマブラ）とをシリーズであると仮定した上でゲーム内容について

今現在（７/２１）の時点でわかっている情報をもとに分析をしてみる。

最初に基本操作、まずはスマブラから。

次にＪＳＳ。

上の二つを比べてみれば判るとおり、コントローラー的な問題はあるもののほとんど一緒。

しかもスマブラでバランスを壊す要因になった部分を改善した後が見られる。

１．投げ→ガード崩し

スマブラのガード、即ちシールドは基本的にダメージを受けることはない。
だからそんな無敵のシールドを破る方法として投げが存在した。
しかしこの投げ、初心者は全く使わず上級者ほど多様するといったものでさらにその威力は極悪そのもの、
初心者相手だとキャラによっては逃げながら近づいてきたキャラを掴んでるだけで勝負が決まるといった
ことがあり、初心者では一定の水準を越えた上級者には手も足も出ない状況を作ってしまっていた。
で、ＪＳＳにはガード中に有効な攻撃としてガード攻撃というのが取り入れられている。
多分強力な分技の隙も多いと考えられ、新たな戦略としても申し分ない。

２．緊急回避の廃止

投げ同様、上級者であればあるほど多用し、使いこなすことで無敵に近い性能を持っていた緊急回避。
仕舞いにはもはや攻撃を当てることすらもできないぐらいの状況を作ってしまい、
とんでもない駆け引きの深さを作ってしまったがそれと引き換えに初心者の完全排除に近い状況を
作ってしまったシステム。はっきりいって便利すぎた。しかし高難易度のモードにおいてはこれを
使いこなさないと話しにならなかったのもまた事実。

３．必殺技の使用無制限→ゲージ消費による技使用

スマブラの必殺技の一部にはものすごく使い勝手のよいものがあって、リンク（ゼルダの伝説の主役）
なんかだとその場で上必殺技（回転切り）をしているだけで対戦では無敵の強さを持っていたし、
使用制限があるわけでもないので大抵のプレイヤーは必殺技中心の戦いだった。
一部の必殺技（主に上）は場外からの復帰にも使え、
吹っ飛ばされても吹っ飛ばされても戻ってくることができた。
そんな必殺技の使用をゲージ消費型にすることにより必殺技を多様することもできず、
ゲージ自体の用途も他に作る（後に説明）ことでゲージの使用方法そのものに戦略性を持たせている。
やはりゲージを有る程度残しておかないと場外からの復帰にも響いてくるのだろうか。
ゲージは何本もストックすることが可能だが使用機会が多いため、そんなにストックするような状態が
対戦で生まれるとは考えにくい。

以上の理由によりＪＳＳはスマブラの悪いところを改善して作られていると考えられる。

基本操作が終わったところで続いてルール

これまた言うまでもなくルールは似てるどころか同じ。

続いてゲームモード

スマブラと言えば対戦がメインなのにそれはもう多種のゲームモードが用意されていて
プレイヤーを飽きさせない仕組みになっていたがＪＳＳは「Ｊアドベンチャー」なる一人用モードと
対戦の２種類。
ちなみにＪアドベンチャーというのは広大なマップを進んでいって「Ｍ」ミッションと「Ｂ」バトル
のマスでデッキを組むためのコマを集めるというものでコマは全部で６００種類以上。
ミッションはスマブラのイベント戦のようなもので
バトルはＣＰＵ戦のようなもの。各ステージには全部で５つのコマの入手条件があり、条件が大変なほど
強力なコマが手に入る模様。今わかってるもので「強攻撃を２０回当ててクリアする」なんてのがある。

次はステージ

スマブラのステージはどのステージにも「やくもの」と呼ばれる仕掛けがあって様々なアイテムも登場し、
対戦が楽しく非常に個性的だった。
しかしＪＳＳはステージ数は現時点でスマブラ以上であるものの「やくもの」に当たるものがあるかどうかも
わからず、仕掛けといっても動く足場やすべる足場止まり。場外とを隔てる壁に耐久力があって
ステージによって壁の耐久力に差があり、攻撃を当てることによって破壊することができる。
アイテムがあることは確定しており、取ると一定時間必殺技が使い放題になるものからマイナスアイテム
まであるらしいが詳細はまだ不明。

キャラクター

スマブラは数あるキャラクターから１人を選ぶ方式。ＪＳＳはデッキの範囲内にいる４コマ以上のキャラ
の数だけ参加でき、タッチパネルによりキャラを交代、待機中のキャラは少しずつ体力が回復していく方式。
この参加キャラは「バトルキャラ」と呼ばれ、同一キャラであってもコマ数（４〜６）によってその必殺技が
変化、中には姿まで変わるキャラも。現時点でのキャラ数は２５人ほどでまだまだ増えることは間違いない。
なお、キャラクターにはそれぞれ属性があり、種類は笑、力、知とあって笑は力に勝ち、力は知に勝ち、
知は笑に勝つということだがこの相性がダメージを軽減するものであるかとかは不明。

対戦ルール

ポイント制とストック制の２種類、時間は３０・６０・９０の３種類、アイテムの有無、チーム制の有無
ステージの選択がある。

２つのソフトを一通り比較したので次は本題、ＪＳＳのシステムを。

ＪＳＳでは「マンガデッキ」と呼ばれるデッキを下画面に作ってそれをタッチしながら戦うことになる。

マンガデッキは縦４コマ、横５コマの計２０コマで構成されており、同一キャラを同じデッキ内に

入れることはできず、ヘルプ、サポート、バトルの各コマは必ず１つは入れなければならない。

ヘルプコマというのは画面上にキャラは登場せずに効果だけがその場で発揮されるというもので枠は１コマ分

サポートコマはキャラクターを呼び出し、そのキャラがこちらを助けてくれたり相手を攻撃してくれたりする

もので枠は２〜３コマ。

バトルキャラはバトルで直接プレイヤーが操作できるキャラで枠は４〜６コマ。

コマ数が多いほど体力、必殺ゲージが多くなる。待機中のキャラの横には体力を表すゲージがあり、

徐々に回復していく。バトルキャラはダメージを受けていくと色を失っていき白黒になってしまう。

ヘルプやサポートのコマの使用には必殺ゲージ（以下必殺魂）が必要であり、現在使用できない

コマは黒くなっている。

さらにヘルプコマには友情・努力・勝利という特別なコマがあり、特定のバトルキャラ２人をこの３つのコマで

繋ぐことにより超強力な合体技が発動、現時点でわかっているのは悟空＋ナルトの超・螺旋元気玉、

ボーボボ＋遊戯のボーボボ版オシリスの天空竜の２種類で組み合わせが間違ってても

その２キャラが同時に必殺技で攻撃してくれるので安心。

そしてもう一つの合体技が「ドリームコンボ」、現在使用中のキャラをタッチしてそこからコンボに参加させる

バトルキャラを次々にタッチしていき、最後にもう一度最初のキャラをタッチすることで発動、

タッチした順番に次々とキャラが攻撃をしていき最後に最初のキャラがフィニッシュ。

ちなみに２人から可能。ゲージをどれだけ消費するかは不明。

そしてシステムの核となる「コマ」、これはセリフコマとバトルコマの２種類で構成されていて、

そのセリフに合ったキャラを組み合わせることでサポート〜バトルコマへと変化。

つまり原作を知っていればいるほど有利？

ゲームのメインとなるサポートや必殺技には様々な効果があり、その種類は莫大。

以下にいくつかの技を紹介する。

見てもらえばわかるように実に様々な効果があります。だけどこんなのはほんの一部。

実際はこんなもんじゃありません。

これこそがスマブラになかった新たな要素、バトルキャラが攻撃をしてその追い討ちを離れたところで

サポートキャラがする。このゲームの戦略はとんでもなく奥が深そうです。

もちろんスマブラで見かけたような技もチラホラ。

つまりこのソフトは「カスタマイズが可能になったスマブラ」だと考えることができるわけです。

スマブラやった人ならだれでもあるはず、このキャラの技をこのキャラに使わせたいなんてこと。

ちょっと表現は違うけどそれを可能にしたのがこのゲーム。

で、そんなゲームの大会が８月〜９月にかけていきなり開かれるわけです。ちなみに

８/１７　東京
８/２１　名古屋
８/２７　大阪
９/１１　福岡
９/２５　札幌

と行われるジャンプゲームワールドというイベントの中での開催となります。

で、ルールは４人対戦でタイム制の６０カウントで時間内に３連勝で最終予選出場、

というスマブラまんまなもので予選は予め決められた１０種のデッキから選択し、

準決勝以降は自分のソフトで好きなデッキで戦えるというもの。以下に１０個のデッキ全てを記載する。

以上１０個、今の時点でどれが強いかなんて誰にもわからない。

だから発売後に実際に使ってみて自分にあったものを選ぶつもり。

夢のバトルの開幕まであと少し！とりあえずスマブラが好きなら購入必須、興味を持った人は買いましょう。

ボリューム的にも損は絶対ないはず！